■在留資格のないクルド人と“共生すべき”?ひろゆき氏「綺麗事は誤解を生む」

 もともと川口市は歴史的に外国人が多く、多文化共生指針というものも出している。小見山氏は「在留資格のない方には帰ってもらうという、そこにメスを入れようと川口市は一切していない。それは当たり前のことをやってほしい。ただ、そういう政策を進めていくと、なんとなく雰囲気として外国人に冷たいムードが出てきてしまうので、そのムードを押し返さないといけない」と述べた。また今年6月に入管法が改正されたことにより、今後数年以内に大量の仮放免者が帰国することになる見込みと予測した上で「そうなった時に川口市内に残る街の記憶を、外国人を追い出したような記憶にしたくない」としたが、これに対してひろゆき氏は問題点を指摘した。

 まず「合法で日本に滞在する許可を持っている人が外国人として来るのは僕もウェルカムだと思う。でも滞在許可がない状態で、さらに違法なことをする人も受け入れるというのは、どの国でも僕はあり得ない」と述べた後、寛容さから在留資格のない人を受け入れて共生するという打ち出しについて「綺麗事を言って『私達はそんなきついことをしないので共生を』と書いてしまうと、(日本に)いられるのかなと誤解を生む。国にも県にも市にも、滞在許可のない人には厳しくしますよと、一律にした方がわかりやすい。川口市だけ優しそうにしてしまうと、結果としてずれる。合法のクルド人が働いて川口市の人たちと楽しく暮らすのは何の問題もないが、滞在許可のない人を残すからこんな問題が出る。その結果、クルド人全体がよくない、外国人がよくないと悪化する。そうであれば、違法な人は排除すると言った方がいい」と述べた。

 また、クルド人全体のイメージについても「合法で稼いで納税もしているクルド人には『ありがとう』と言うべきだが、違法な人も一緒にして『クルド人共生コミュニティ』みたいに見えている。むしろ僕はちゃんと働いて、日本に納税しているクルド人のイメージを良くするために(在留資格のない人は)強制送還を国に強く言った方がいい」と繰り返していた。
(『ABEMA Prime』より)

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川口クルド問題×市長秘書 治安悪化は本当?仮放免なぜ問題?強制送還の必要は
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