【写真・画像】 1枚目
【映像】一つ目モンスター登場!藤井竜王の選んだおやつ

 将棋藤井聡太竜王(名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖、22)に佐々木勇気八段(30)が挑戦する第37期竜王戦七番勝負が10月5日、東京都渋谷区の「セルリアンタワー能楽堂」で第1局1日目の対局を行い、佐々木八段が62手目を封じて指し掛けとした。あす6日午前9時頃に封じ手を開封し、対局が再開される。

【映像】一つ目モンスター登場!藤井竜王の選んだおやつ

 藤井竜王の防衛4連覇か、佐々木八段の初タイトルか。大きな注目の中で開幕したシリーズは、振り駒でタイトルホルダーの先手で角換わり腰掛け銀の出だしに。挑戦者の佐々木八段は準備の研究手順を絶対王者へぶつけ、早々に前例のない将棋へと展開した。

 難解な中盤戦では、ともに長考合戦となりスローペースに。ABEMAの「SHOGI AI」は互角を表示。じりじりとした進行に、ABEMAの中継に出演した竜王挑戦経験者の真田圭一八段(51)は、「神経戦。局面は激しくないが、どういう展開にすればよいか互いに神経を使い合っている。歩しかぶつかっていないし互いに渋い手を指しているが、展開が読めないのでとても気を使っていると思う。どこに向かうかわからないので、指している方はしんどい。なかなか珍しい展開で、この将棋の勘所を掴むのは藤井竜王をもってしても難しいのかもしれない」と印象を語っていた。

 午後6時、立会人の森内俊之九段(53)が封じ手の定刻となったことを告げると、手番の佐々木八段はすぐに「封じます」と意思を示して、指し掛けとした。封じ手の考慮時間は47分。第1局2日目は、6日午前9時頃に再開が予定されている。

【封じ手時点での残り持ち時間】

藤井聡太竜王 4時間15分(消費3時間45分)
佐々木勇気八段 4時間21分(消費3時間39分)

(ABEMA/将棋チャンネルより)

【中継】第37期 竜王戦 七番勝負 第1局 1日目 藤井聡太竜王 対 佐々木勇気八段
【中継】第37期 竜王戦 七番勝負 第1局 1日目 藤井聡太竜王 対 佐々木勇気八段
「例年これでやっていました?」藤井聡太竜王、“室温”に続き照明追加のわずかな変化も指摘