【MLB】ドジャース 7-5 パドレス(10月5日・日本時間6日/ロサンゼルス)
インパクトから着弾まで約3秒の弾丸ライナーは、まさに衝撃の一発だった。
ドジャースの大谷翔平投手は「1番・DH」でディビジョンシリーズ第1戦のパドレス戦に先発出場すると、3点を追う2回の第2打席に同点3ラン。打球速度約180キロでかつ、珍しく低い弾道だったこともありファンは「あの角度で入るんか」と驚きを隠せない様子だ。
ドジャースが0-3と3点ビハインドで迎えた2回裏、2死一、二塁の場面でこの試合2度目の打席に立った大谷は、ホームランが出れば同点という絶好のシチュエーションでファンの期待に応えてみせた。
ライトスタンドに突き刺さるまで、目測で約3秒という超高速の同点3ランは、まさに弾丸というほどの衝撃だった。MLB公式データサイト『Baseball savant』によると、打球速度111.8マイル(179.9キロ)、打球角度25度、飛距離372フィート(約113メートル)を計測するホームランとなった。
今季、大谷が放った54本のうち、約76%の41本は打球角度が26度以上を示しており、残り13本が25度以下だった。このことからも分かるように、低弾道のライナー性のアーチはやはり多くはなかったのだ。
それだけ衝撃的な一発を目の当たりにしたファンは、SNSなどで「あの角度で入るんか」「ライナーかと思ったらスタンドまで!?」「もはや漫画じゃん…」「スゴい弾道でしたねぇ」「凄まじい弾道」「低い弾道でライトスタンドへぶち込み絶叫」「スリーランの弾道エグすぎる」と、打球に関するコメントも数多く寄せられていた。
メジャーリーグ挑戦7年目で初めてポストシーズンに出場した大谷だが、前日の記者会見でもメディアからの「緊張しているか?」の問いに「ノー!」と即答した言葉通り、普段と変わらないパフォーマンスを披露。それどころか、ファンが驚愕するほどのインパクトを残すあたりが、まさに大谷が大谷である所以なのかもしれない。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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