【映像】ダイレクトシュート→頭を叩かれて照れまくるシーン
【映像】ダイレクトシュート→頭を叩かれて照れまくるシーン

 【明治安田J1リーグ】アルビレックス新潟0-4鹿島アントラーズ(10月5日/デンカビッグスワンスタジアム)

【映像】ダイレクトシュート→頭を叩かれて照れまくるシーン

 鹿島アントラーズのエース・鈴木優磨が4試合ぶりのゴールを決めた。自身13点目、この試合のダメ押しとなるゴールを決めると、ピッチ上だけでなくベンチからもチームメイトが駆け寄り金髪ヘアをバシバシと叩いて歓喜の輪をつくった。

 注目のシーンは、鹿島が3点をリードして迎えた54分のことだ。

 自中央でのパス回しから前線に走り出した右WBの樋口雄太へとロングフィードが送られると、この試合で2ゴールを決めた絶好調のMFがダイレクトでマイナスへと折り返す。これをエース・鈴木優磨がボックス外からダイレクトで右足を振り抜くと、相手DFに当たったことでコースが代わり、そのままゴールへと吸い込まれた。

 話題となったのが得点後の一幕だ。ゴールを決めた鈴木の元へベンチからも次々にチームメイトが満面の笑顔で駆け寄り、先輩後輩もなくバシバシと金髪ヘアを叩く“手荒な祝福”を与えた。

 先制点が鈴木の得点とならなかったこともこのセレブレーションの理由のひとつだろう。ゴール前で、鈴木が押し込んだようにもみえた得点が公式記録はオウンゴールに変更となり、鈴木の1点とはならなかった。

 また4試合得点から遠ざかっていた鈴木への風当たりも強く、この試合の翌日に電撃解任が発表された鹿島・ポポヴィッチ監督も「ここ最近、優磨の調子が悪いという声もあったが、優磨は単純にミスをしてしまっただけ。今日はそれに対して1番の答えをピッチで見せてくれた。(先制点は)記録上はオウンゴールになったと聞いたが、我々は優磨のゴールだと思っている」とエースの重責を果たした鈴木を褒め称えた。

 SNSではファンも「今度こそ優磨ゴール!」「さすがすぎる」「優磨が決めれば勝てる!」「エースを中心にチームが甦った」「もみくちゃにされて照れくさそうなのがなんとも」「ベンチメンバーも集まってのこの感じ、久々すぎて嬉しい」「泣ける」とエースの得点に大歓喜した。

 なお、オウンゴールを含めると2点に絡んだ鈴木の活躍もあり、鹿島が敵地で4-0の大勝を収め、リーグ戦で7試合ぶりの白星を手にした。
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