「旅を使って心を元気にする、これがメンタルヘルスツーリズムだ」
 立教大学現代心理学部の小口孝司教授は、旅行がメンタルに与える影響を研究している。小口教授は25歳~39歳の社会人を次の3つのグループに分けて調査した。
「海水に浸かるタラソテラピー体験をする」
「体験・交流型ツーリズム(観光や花摘み体験)をする」
「ツーリズムなし」
 対象者全員に「主観的ストレス度」をヒアリングする質問と唾液を採取し、ストレスによって分泌されるホルモン、コルチゾールの濃度が旅行の前と後でどう変わるかを調べた。