【MLB】メッツ 7-2 フィリーズ(10月8日・日本時間9日/ニューヨーク)
千賀滉大投手所属のメッツが、ナ・リーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた一戦で、本拠シティ・フィールドの観客から激しいブーイングが起きる微妙なプレーが話題となっている。
問題のプレーが起きたのは2回裏。無死一塁で打席に立ったメッツのウインカーは2球目、高めの速球を豪快に振り抜くと、打球はライト後方へ。フィリーズのカステラノス外野手はフェンスに身体を当てながら捕球を試み、一度はグラブに収まったかに見えたものの、ボールをグラウンドに落とした。
この様子を見て一塁ランナーは急いで二塁へ。フィリーズの内野手がアピールの後、一塁へ送球するも塁審は「セーフ」のジャッジを下し、無死一、二塁とメッツがチャンスを拡大したかに思われた。しかし、ここでチャレンジがあってリプレー検証へ。映像では、カステラノスがボールを捕球した後、ボールを右手に持ち替える際にグラウンドへ落ちたシーンが映し出され、「完全捕球」を認めるか否かに注目が集まった。そして、改めて審判団が登場すると、「判定を覆し、キャッチを認める」とアナウンス。記録はライトフライとなったが、その瞬間、詰めかけたホームのメッツファンは怒りを露わにし、球場に大ブーイングが巻き起こった。
一方、このシーンが現地放送局「FOXスポーツ」公式Xにも取り上げられると、海外のファンからは「確かに、これは捕球だった」「明らかにキャッチだ」といったコメントが大勢を占めたほか、捕球が認められたものの、1死一塁で試合再開となった点に「審判の仕事が下手だったせいで、ニューヨークにフリーアウトを与えてしまった」など様々な議論が起こっている。
最終的にメッツは7-2で勝利し、2勝1敗で優勝決定シリーズ進出に王手をかけたが、負けられない一戦でのひと幕だけに、球場がヒートアップしたプレーだった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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