麻雀プロ団体・最高位戦日本プロ麻雀協会の最高峰タイトル「最高位」の決定戦進出を争うA1リーグの第12節が10月9日に行われ、a卓(5人打ち)は村上淳が卓内トップを取り、トータル1位で決定戦進出を決めた。
1回戦、東3局で親番だった村上に高目一盃口の1・4筒待ち、混一色・ドラ2の超大物手テンパイが入る。リーチをかけなくとも1万2000点のこの手に、村上は少考の後リーチを選択。見事に高目をツモりあげ8000オール、2万4000点を獲得した。その後も南3局で1万8000点を加え最終的には6万9600点の特大トップを取った。
抜け番を挟んで3回戦、展開は苦しかったものの要所でアガりを拾い、3着でフィニッシュ。4、5回戦も素点の大きい2着とトップ。抜群の安定感でA1リーグ最終節を終えた。 この日の村上はトップ2回・2着1回・3着1回の+118.3ポイントで終了。圧巻の成績で最高位決定戦に進出した。
試合後の村上は、「将来の最高位戦を背負う選手3人とみたいな構図になりましたけど、僕もやっぱり生きている限りは人類最強を諦めてないので、まずは決定戦で集大成を見せつけて、いつかはMリーグの舞台にも戻りたいと思っています。とにかく結果が大事だと思っていますので、一花咲かせたいと思います」と決定戦に向けて意気込みを語った。
【試合結果】
1位 村上淳 +118.3
2位 醍醐大 +32.4
3位 近藤誠一 ▲21.4
4位 水巻渉 ▲57.9
5位 坂井秀隆 ▲81.4
◆最高位 最高位戦日本プロ麻雀協会の最高峰タイトル。A1リーグは全12節、48半荘のリーグ戦を行い、上位3人と前年優勝の最高位の4人で決定戦を行う。決定戦は1日に半荘4回戦の5日制で、計20回戦行われる。
◆最高位戦日本プロ麻雀協会 1976年に設立。東京、関西、東海、北海道、新潟、九州、東北に拠点があり、所属会員数は約800人。主なプロは金子正輝、近藤誠一、村上淳、鈴木たろう、石橋伸洋、茅森早香、石井あや、大平亜季ら。主催タイトル戦は最高位、女流最高位、最高位戦Classic、發王戦、新輝戦、女流名人戦、新人王戦。代表理事・新津潔。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)