「タコは知的で問題解決能力に優れ、痛みやストレス、恐怖などを感じる生き物です」
9月27日、アメリカ・カリフォルニア州で成立した法案。それが「タコの養殖禁止」だ。
背景にはタコが持つ「高い知能」がある。見た目も不思議で、多くの謎を持つタコの生態について、琉球大学の池田譲教授に聞いた。
「まず体のつくりが特徴的で、人間と同じような目を持っている。背骨がない動物の中で『単レンズ眼』を持っているのは極めて例外的だ。それから、脳が大きいという特徴もあり、学習することができる。学習自体は様々な動物がするが、タコは図形を見分けるなど複雑な学習も可能だ」(池田教授)