直感とロジック、その両方が美技を生んだ。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」10月10日の第1試合。KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)がライバルのロン牌“ビタ止め”直後に見事なアガリをゲット、放送席や視聴者を大いに賑わせた。
南1局、親の高宮は7索のポンから仕掛けてタンヤオ・赤のテンパイ。待ちは四・七万と2索だ。これとぶつかっていたのが赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)。二・五万待ちのリャンメンテンパイ。終盤、高宮がロン牌の二万をツモると小考。放銃を覚悟した視聴者からは「無理だよ」「また掴まされてるよ」「可哀想すぎる」「あちゃー」「しゃーない」と次々に落胆の声が上がった。実況の日吉辰哉(連盟)も「いやあ、二万切りそうな気がする…」と観念だ。