10月4日にみずほPayPayドーム福岡で行われた福岡ソフトバンクホークス対千葉ロッテマリーンズの一戦で、ロッテの“フレッシュバッテリー”が、強力なホークス打線から“完璧すぎる空振り三振”を奪った瞬間が、野球ファンの間で話題となっている。
この日、先発のマウンドに上がったのは、22歳の中森俊介。一方、受けるキャッチャーも19歳の寺地隆成と、大変フレッシュなバッテリーが強力打線で知られるホークスと対峙することとなった。初回、中森は1死から四球を出すものの、そこから乱れることなく落ち着いた投球で3番・栗原陵矢をキャッチャーへのファウルフライに、4番・山川穂高をサードゴロに仕留めて無失点で切り抜けることに。そして続く2回のマウンドでは、この回先頭の5番・正木智也に対し、徹底した外角攻めでフルカウントとすると、勝負の6球目は、外角の絶妙なところへと投じた146キロのストレートで振らせて空振りに。キャッチャー・寺地のリードと、それを信じて投げる中森の投球が完璧にマッチした形で、この日初めての三振を奪うこととなった。