10月4日にみずほPayPayドーム福岡で行われた福岡ソフトバンクホークス対千葉ロッテマリーンズの一戦で、ロッテの“フレッシュバッテリー”が、強力なホークス打線から“完璧すぎる空振り三振”を奪った瞬間が、野球ファンの間で話題となっている。
この日、先発のマウンドに上がったのは、22歳の中森俊介。一方、受けるキャッチャーも19歳の寺地隆成と、大変フレッシュなバッテリーが強力打線で知られるホークスと対峙することとなった。初回、中森は1死から四球を出すものの、そこから乱れることなく落ち着いた投球で3番・栗原陵矢をキャッチャーへのファウルフライに、4番・山川穂高をサードゴロに仕留めて無失点で切り抜けることに。そして続く2回のマウンドでは、この回先頭の5番・正木智也に対し、徹底した外角攻めでフルカウントとすると、勝負の6球目は、外角の絶妙なところへと投じた146キロのストレートで振らせて空振りに。キャッチャー・寺地のリードと、それを信じて投げる中森の投球が完璧にマッチした形で、この日初めての三振を奪うこととなった。
結局、この日の中森は5回・75球を投げて4安打4奪三振で与四死球も初回の1つ、無失点と堂々たる投球を見せることとなった。
10月11日に放送された『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)では、そんなロッテの次代を担う若いバッテリーの活躍についてVTRを交えて紹介。野球解説者のG.G.佐藤氏は「寺地捕手は初出場とは思えないぐらい落ち着いてましたね。すごく落ち着いていたので、来年以降が楽しみですね。バッティングもいいんですよね」と、まずは1軍公式戦初マスクとなった寺地の堂々たる雰囲気を称賛。中森についても「相当いいですね。まずストレートが強いのと、マウンドに立つと身体がデカい。あとストレートが真っスラ気味。力があって、真っスラなんですよね。これは強力ですよ」と、いずれも来季のロッテを“面白くさせる存在”になり得るとコメント。
また、ネット上の野球ファンからは「このバッテリーで鷹打線を抑えられたのは希望が持てる 来年は二人ともずっと上で見たいね、捕手のレギュラー争いが熾烈だ」「中森来年はローテ入り頼む!」「伸びのあるストレートにキレキレのスライダー。来年は飛躍の年になりそう」「成長を感じるマウンドだったな」「希望しか感じないバッテリー!」「ワインドアップ好きだったからやらなくなったの悲しいけど今のフォームのほうが球速あがってるし、力強さがでてきてる これから楽しみ」といった様々な反響が寄せられている。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)