10月6日に楽天モバイルパーク宮城で行われた東北楽天ゴールデンイーグルス対オリックス・バファローズの一戦で、オリックスの宮城大弥が、人目を憚ることなくベンチで涙した場面が、野球ファンの間で話題となっている。
この試合の開始時点で、わずかに規定投球回に達していなかった宮城は、もしこの日、7回1/3まで投げることができれば規定投球回をクリアし、かつ8回1/3を1失点以下で抑えることができれば、自身初の最優秀防御率のタイトルが獲得できる見通しであったことから、初回からエンジン全開。丹念に打たせてとる投球で楽天打線を翻弄し、6回終了時点で1失点のみ。残るは4アウトをとるだけの状態となっていたが、その後、7回1死のところで雨による中断となり、グラウンドキーパーたちの奮闘もむなしく、結果的には降雨コールドという非情の決断が下されることに。これで宮城の規定投球回クリアも、最優秀防御率のタイトルも消えた形となり、宮城はベンチの中で無念の涙を見せることとなった。