【ブンデスリーガ】マインツ0-2ライプツィヒ(日本時間10月19日/メーヴァ・アレーナ)
マインツMF佐野海舟の優秀な一面が垣間見えた。ビハインドの展開でチームが攻撃的に振舞う中で、日本人MFは本職の中盤ではなく、センターバックとして起用された。ポジションを移してからも安定した“回収”を見せて攻撃に厚みをもたらしている。
2点のビハインドを負っていたマインツが試合終盤に勝負の一手に出た。3バックの一角で出場していたDFをベンチへと下げて、攻撃的な選手をピッチに投入したのだ。
87分に行われたこの交代によってボランチで先発出場していた佐野海舟は、チームのバランスを考えて最終ラインに吸収され、急遽センターバックとして残りの時間帯を戦った。
すると、90+2分に好守備を披露する。最終ラインから前に出て行き、ライプツィヒMFチャビ・シモンズを味方選手と2人で挟んでからボールを奪うと、そのままドリブルで持ち運んでから左足でグラウンダーのクロスを供給した。
惜しくも味方選手に繋がらなかったが、彼の勇気ある前へのプレスからチャンスが生まれている。
これには視聴者も「センターバックもできるのかよ!」「どこでもできるなw」「優秀すぎんか」と、改めて日本人MFのクオリティの高さに感心しているようだった。
佐野は前所属の鹿島アントラーズ時代も試合の途中からセンターバックに移って好プレーを披露した経験がある。3バックであれば、このシーンのように前に出ていくリスクのある守備も行うことができるため、マインツでも緊急時にはオプションの一つになり得るかもしれない。
(ABEMA/ブンデスリーガ)