関東で相次いでいる一連の強盗事件。多くが「闇バイト」で募った実行役による凶悪犯罪とされている。
SNSを通じて「即日払いのバイト」「高額ホワイト案件」などの言葉に誘われ、「闇バイト」に応募する人間は後を絶たない。また、加担してしまう人間の低年齢化も懸念されている。
山口県で10月21日、工具などを持って強盗に入ろうとしていたとして少年3人が逮捕された事件では、実行役の1人はまだ中学生だった。
なぜ、若者は安易に凶悪犯罪に加担してしまうのか。闇バイトによる未成年犯罪について、元大阪地検検事の亀井正貴弁護士は「成人と比べて、警戒能力や判断能力が低く、罪に対する認識が甘い」と指摘する。