【MLB】ヤンキース 6-7 ドジャース(10月30日・日本時間31日/ニューヨーク)
ドジャースが誇る“MVPトリオ”が揃って大興奮した瞬間だった。ヤンキースと対戦したワールドシリーズ第5戦の5点差を追いかける5回、3点を返してさらに一、三塁の場面で4番テオスカー・ヘルナンデスがセンターオーバーの2点タイムリー。ベッツが、フリーマンが、そして大谷翔平が最高の笑顔と雄叫びを挙げた。
ドジャースは序盤からヤンキースのホームラン攻勢の前に、わずか3回で5点を失う苦しい立ち上がりとなった。しかし5回、ビッグイニングを生み出した。
ヒットとエラーが絡んで2死満塁の場面で2番ベッツの内野ゴロが相手の連携ミスでヒットとなり1点を返すと、続く3番フリーマンもセンタータイムリーで3点を返すことに成功した。そして2死一、三塁の場面で打席に立った4番テオスカー・ヘルナンデスがセンターの頭上を超えるタイムリーを放ち、魅惑の3連打で試合を振り出しに戻した。
このテオスカー・ヘルナンデスのヒットの際、三塁走者のベッツは腕をグルグル回して「ゴー!ゴー!ゴー!」と叫ぶと、足首を負傷しながら強行出場を続けたフリーマンも一塁から激走を見せて生還。この味方の同点劇には、同回に三振に倒れてベンチに戻っていた大谷も思わず雄叫びを挙げるなど、大興奮の様子だった。
序盤こそ“ヤンキース劇場”の様相を呈した試合は、一転して“ドジャース劇場”に。これにはネット上のファンも、「こりゃ凄い戦いになってきた」「ワオ!すごい展開だ」「テオスカーが振り出しに戻した!」「まだ足痛いだろうにフリーマンよく走ったな」「大谷さんの肩が本調子じゃない分までベッツとフリーマンが打ってくれる」「さすがワールドシリーズ」など、痺れる展開に酔いしれているようだった。
試合はその後、6回裏に再びヤンキースが1点を挙げたが、8回に2点を挙げて勝ち越しに成功したドジャースが逃げ切って試合終了。対戦成績を4勝1敗とし、4年ぶり8回目のワールドシリーズ制覇を果たした。大谷と山本由伸はドジャース加入1年目での世界一達成となった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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