裏金問題や女性問題が報じられ、2024年4月に自民党を離党・議員辞職した宮沢博行氏(49)が、10月27日に投開票が行われた衆議院議員選挙で、静岡3区から無所属で立候補していたが落選した。衆院選を終えてどう感じているのか、宮沢氏本人が語った。
静岡3区の選挙結果は、立憲民主党の小山展弘氏が92,072票で当選。自民党の山本裕三氏が61,599票、無所属の宮沢氏が37,975票、日本維新の会の釜下由佳子氏が17,573票、無所属の杉村義夫氏が3,996票で落選した。
宮沢氏は衆院選に立候補した理由として「(議員を)辞めた後にお詫び行脚を一生懸命した。すると『もういっぺん頑張ってみろ』『やってみろ』と励ましの言葉をいただいた。さすがにそのお声を無下にすることができず、一念発起して決断した」と語った。
実際に街頭に立ってみて「十字路で立って手を振っていると、手を振り返してくれる人が多かった。スーパーに行っても握手求められ、一緒に写真を撮ってくれという人もいた。手応えはすごくあった」とした。
無所属での立候補となった今回は「以前とは違った」として、「自民党のときは県会議員の方、市会議員の方、業界団体の方がいて、皆さんへの対応で結構手間暇がかかったが、今回は友人の方々と一緒になって国民の皆さんと直接触れ合う選挙だった。原点に帰ったという感じがした。いい経験をさせていただき本当に感謝している」と述べた。
選挙戦でのブルーのイメージカラーについては「私が決めた。今までは情熱の赤だったが、情熱が行き過ぎているところがあったので、反省も含め、今回しか色を変えるチャンスはないと思いブルーにした」と説明した。
37,975票という結果には「逆風もあり組織票もない中で、これだけの方が投票してくださったのは本当に感謝しかない。その一方で自民党の底堅さ、地力も感じた。感謝と厳しさ、両方を受け取って今見ているところ」とした。
当選同期で元衆議院議員の宮崎謙介氏は「自民の票と宮沢氏の票を足すと、立憲よりも上回っている。宮沢氏に一本化できていたとしたら、宮沢不動票が入ってくるはず。静岡県連とかが調整して『宮沢、頑張ってこい』となっていたら、宮沢氏は取っていた」とコメントした。
今後について宮沢氏は「もう自民党には戻らない。政治の道を歩み続けるかどうかは今考えているが、もし政治の道を歩むとしたら新しい形を模索したい。今のところ安心して政権交代できる日本じゃない。それをどういうふうに作っていくか、そういう使命が自分にあるかどうか、それも今考えながら歩いているところ」としつつも、「政治関係者ではあり続けたい。しばらく考えて、いつか大きな決断をするかもしれない。“いい意味”で何かやらかすと思う」と語った。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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