久枝氏は「文化祭の実行委員長をやったとき、パンフレットのスローガンが“アウフヘーベン”。なんでドイツ語なのか。気取っているなと思い調べると、『物事の矛盾や対立をより高次な段階で統一すること』と書いてあった。昔から変わっていない」と語る。
2019年には小沢一郎氏の自由党が国民民主党に合流。2020年には立憲民主党と国民民主党の合流構想が出たが、「吸収合併」を望む立憲に対して、玉木氏は「対等合併しかしない」として、最終的には分党を主張した。
青山氏は「玉木氏の優秀さは誰もが認めるところだが、永田町でよく聞く評価は“自分が目立っていないと嫌な人”。大きい政党で埋もれるより、小さい政党でもトップでいる方がよかったのでは」と語る。
久枝氏は「毎年の同窓会では、必ず締めに玉木にしゃべらせる」という。「何歳で大臣になるのか」と毎回質問し、必ず玉木氏は「55歳で大臣。58歳で総理大臣になる」と答えるという。玉木氏は現在55歳だ。
玉木氏は著書『令和ニッポン改造論 選挙に不利でも言いたいマニフェスト』で、次のように語っていた。「一つにまとまるコツは、『ケンカをしても、何事もなかったように、また明日から普通に暮らすこと』だと思っています。言い換えると、『建設的いい加減さ』です。悔しいのですが、自民党にはこれがあります」。
一方で、法政大学大学院社会学部の白鳥浩教授は、「国民民主党のあり方が、日本政治を非常に不安定にする可能性がある。(首相指名選挙で)無効票になる“玉木雄一郎”と書くことによって、自民党政権の延命に力を貸したと評価されると、次回の選挙では、自民党と一緒にしっぺ返しを食らう」との見方を示した。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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