「ドラゴンボールDAIMA」での再会はあるのか!?新作アニメ「ドラゴンボールDAIMA」の舞台は大魔界だが、実はアニメ「ドラゴンボール」のアニオリ回で、孫悟空(CV:野沢雅子)が1度だけ魔界を訪れた経験があることを覚えているファンはいるだろうか。
【映像】ドラゴンボール初期のアニオリで描かれた魔界エピソード
3年後に行われる天下一武道会に向けて、悟空は修業の旅に出ていた。その道中で悟空はお姫様が魔物にさらわれてしまったとある城と、そのふもとの魔物の村と呼ばれる村にたどり着いた。村の近くには魔界の門があり、魔界の武術の達人だというシュラ(CV:古川登志夫)が扉に剣を突き刺して閉まらないようにしたことで、魔物が自由に出入りできる状態になっていた。
魔物におびえる村人たちから強さを買われた悟空は、城の王の元へと通される。「強いヤツと戦いたい」という悟空はシュラとの戦いの“ついで”にお姫様を救出することになった。
魔界の門から単身魔界へ乗り込んだ悟空は魔界の門番・メラ(CV:勝生真沙子)に気に入られ、シュラのもとまで案内してもらえることになった。ちょうどその頃、シュラはさらった姫との結婚式の余興の真っ最中で、武術大会が開催されるところだった。そこに乱入した悟空は、希望通りシュラと戦うことになった。
悟空とシュラの戦いはまさに一進一退となったが、悟空の放ったかめはめ波の光でシュラの目が一瞬くらんだ隙に悟空は連打を浴びせ吹っ飛ばすと、メラの手引きもあってお姫様を抱えて魔界の扉までダッシュ。見事救出に成功した。
別れ際に「なんでオラに親切にしてくれるんだ?」と悟空に問われたメラは一笑すると「こっちにはこっちの都合があるだけさ」と多くは語らず、続けて「いつか必ず会えるさ、あんまり早くても困るけどね」と意味深なセリフを口にした。なにかの伏線かと思われたが、悟空がシュラの剣を抜いて以降、魔界の門は再び開くことなくこれまでメラとの再会はない。
このアニオリ回を覚えているファンがどれだけいるかはわからないが、もしかすると数十年の時を経て、「ドラゴンボールDAIMA」で悟空とメラが再会するシーンがあるかも……と期待してしまう。もし2人が再会を果たすことになれば、ドラゴンボール史上最大の伏線回収となるに違いない!
1986年から1989年に放送されたTVアニメ「ドラゴンボール」は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1984年から1995年まで約11年間連載され、シリーズ累計発行部数が全世界で2億6000万部を超える鳥山明の同名漫画が原作。以降も「Z」「GT」「改」「超」など数々のアニメシリーズが制作され、20作を超える劇場版も公開されたほか、数多くのゲームシリーズにもなっている大ヒット作だ。
40周年を迎えた2024年、故・鳥山明氏が原作・ストーリー・キャラクターデザインを手掛けた完全新作アニメシリーズ「ドラゴンボールDAIMA」も10月11日より放送されている。
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