Mリーグ機構は、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」、11月8日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目は首位を快走するセガサミーフェニックスの浅井堂岐(協会)。チーム内で唯一のマイナスポイントとなっており、ルーキーながら他の3選手には負けられないところだ。
今期からMリーグ入りした浅井は、攻撃的な麻雀を評価されてドラフト指名。7戦してトップ1回、2着3回と連対率は5割を超えているが、残り3戦が全てラスと出入りが激しく、トータルではマイナスになっている。その分、他の3選手が好調で、醍醐大(最高位戦)においては個人首位。仲間の貯金が活きている間に、プラス選手の仲間入りを果たして独走状態にさらなる勢いをつけたい。
今のセガサミーフェニックスのような独走ぶりを見せていたのが、昨シーズンのU-NEXT Pirates。「圧倒的に勝つ」を掲げての完全優勝は見事だった。昨シーズン、唯一マイナスだった小林剛(麻将連合)は借りを返すように、今年はプラス。ただし地力を考えれば、まだまだ上が目指せる選手だ。常に目線は2着に置きつつも、相手の隙が見えれば畳み掛ける。ロボのパンチはそれだけ重い。
TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)は、Mリーグでは過去6シーズン中4シーズンでマイナス、過去には400を超えるマイナスを叩いたこともあるが、今期は久々にプラス域で日々の生活を送れている。ただしチームはレギュラーシーズン突破をしなければ構成変更を迫られるだけに、リーグ5位というポジションに留まっている場合ではない。やはり上位争いに加わり、入れ替えレギュレーションのことなど忘れるくらいの戦いがしたい。
EX風林火山は、一時の不振からじわりじわりと浮いてきた。リーダー二階堂亜樹(連盟)も、苦しい時で大ケガをしなかった効果か、気づけば個人プラスに。踏んできた場数の違いを示すように、落ち着きがまるで失われない。先日はかわいすぎるすっぴんでも話題になったが、卓上ではドラマチックなアガリでファンを沸かせる。
【11月8日第1試合】
EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)個人19位 ▲17.8
セガサミーフェニックス・浅井堂岐(協会)個人27位 ▲68.0
TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)個人12位 +76.0
U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)個人14位 +34.1
【11月7日終了時点での成績】
1位 セガサミーフェニックス +368.4(26/96)
2位 赤坂ドリブンズ +264.6(28/96)
3位 U-NEXT Pirates +190.5(26/96)
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +77.5(28/96)
5位 TEAM雷電 ▲8.8(28/96)
6位 KADOKAWAサクラナイツ ▲105.6(28/96)
7位 EX風林火山 ▲191.3(28/96)
8位 渋谷ABEMAS ▲285.2(28/96)
9位 BEAST X ▲330.1(28/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)