【ブンデスリーガ】マインツ 3-1 ドルトムント(日本時間11月9日/メーヴァ・アレーナ)
チームのピンチを救う献身性あふれるプレーだった。マインツのMF佐野海舟がドルトムント戦で、ロングスプリントから相手のカウンターを阻止するタックルを披露。これには解説を務めた安田理大氏も称賛の声を送っている。
27分にドルトムントのDFエムレ・ジャンが一発退場した直後の32分だった。数的優位に立ったマインツがコーナーキックのチャンスを得たが、フィニッシュで終わることができず、逆にドルトムントにボールを奪われてカウンターからピンチを迎えようとしていた。
ドルトムントのMFユリアン・ブラントが得意のドリブルでマインツの選手たちを翻弄して前進する中で、相手ボックス内からロングスプリントで帰陣してきた佐野がボールをカット。その直前にマインツにファウルがあったため相手ボールとなったが、彼のタックルがなければアドバンテージを取られ、ドルトムントボールで試合が進んでいた可能性が高かった。佐野が献身性あふれる好守備でチームのピンチを救った場面だ。
一連の流れで注目したいのが、直前のCK時の佐野のポジションだ。クロスが上がった時点では相手GKの前に立っており、約50mの長距離を走って戻り、カウンターを阻止していた。
このプレーにはABEMAで解説を務めた安田理大氏も「ブラントのドリブルも2人の間を抜いて上手かったですけど、この後しっかりとGKの前にいた佐野が戻ってきているんですよね」と絶賛し、解説の小林惇希氏も「いつも戻ったのかというくらい速かったですね」と、あっという間に自陣へと戻った佐野の献身性に驚いていた。
またファンも、ABEMAのコメント欄で「佐野がいい」「積んでるエンジンが違うわ」「素晴らしいな」「佐野無双」「戻って取って繋ぐ意識あるの素晴らしいね」など、佐野のプレーに称賛の声を送っていた。
なお、試合は早い時間帯で数的優位に立ったマインツがドルトムントに3-1で勝利。佐野はフル出場で攻守に躍動し、今季ホーム初勝利に大きく貢献した。
(ABEMA/ブンデスリーガ)