<大相撲十一月場所>◇二日目◇11日◇福岡・福岡国際センター
18歳小兵力士の“ムキムキの筋肉美”が、取組中に突如として浮かび上がる場面があった。体重45キロ差の対決を見事に、力強く制するとファンからは「すご」「マジかw」と驚きの声があがった。
三段目六十九枚目・幸乃富士(伊勢ヶ濱)が三段目七十枚目・林龍(二所ノ関)を寄り切りで下した一番。幸乃富士は平成18年(2006年)生まれの18歳、身長169.1センチ・体重84.2キロと小柄ながら甘いマスクと豪快な相撲で注目を集める力士だ。対する林龍は同じく18歳であるものの身長172.4センチ・体重129.2キロと巨漢の持ち主。体重差はちょうど45キロにもおよぶ対決となった。
立ち合い鋭く当たったのは幸乃富士。力強く左からまわしを取ると、突きながら右前みつも掴んでグルグルと相手を振り回すような厳しい攻めを展開した。組んだ幸乃富士は上腕、僧帽筋、広背筋がキレイに隆起し、”バキバキの肉体”が露わに。その後、幸乃富士は土俵際で強烈に突いて寄り切りを決め、1勝目となる勝ち星を挙げた。敗れた林龍は1敗目。
一見するとムキムキではないが、いざというときに出現する無駄なくバランスが取れた幸乃富士の“実用的な筋肉美”。まさに常日頃の稽古の証とも呼べる幸乃富士の肉体が際立ったほか、見事な勝利に視聴者からは「すご」「翻弄」「くるりんぱ」「マジかw」と驚きの声も寄せられた。(ABEMA/大相撲チャンネル)