サッカー日本代表が抱える“ポスト遠藤航問題”について、お笑いコンビ・ウエストランドの井口浩之と元日本代表の坪井慶介氏が、ドイツでの成長が著しい“あの選手”を候補に挙げた。
11月10日の『ABEMAスポーツタイム』では、FIFAワールドカップ2026・アジア最終予選(3次予選)に向けて、お笑いコンビ・ウエストランドの井口浩之と元日本代表の坪井慶介氏をゲストコメンテーターに迎えた。
井口が気になる問題に挙げたのは『ポスト遠藤航問題』。「遠藤選手も不可欠な選手ですが、前回のオーストラリア代表戦は体調不良で出られずに引き分け。まだまだ活躍してくれると思いますが、ケガや体調不良もあると思う。そのために代わりの選手がいたほうがいいのでは?」と、チームの心臓とも言える遠藤の後任探しが急務だと主張する。
これを受けて、湘南ベルマーレ時代に遠藤とチームメートだった坪井氏は「まだ活躍してほしいし、まだ活躍している。しかし必ず“いる”保証はない。いる、いないでチームがガラッと変わるのはダメ」と、井口同様に代役が必要だとの見解を口にする。
さらに坪井氏は自身も活躍した2006年のドイツワールドカップを振り返り「中田英寿さんがいたが、ずっとコンディションがいいわけではない。コンディションが悪い時に周りがどうするか。代わりの選手が押しのけていく。そのサイクルは大事。下の選手がベテランを押しのけることは大事で、ポジションは譲るものではない」とコメント。チームとして下からの突き上げが大事であると主張した。
具体的に遠藤の後任は誰がいいのか──。
井口はマインツで活躍する佐野海舟の名前を挙げる。「地元が一緒で岡山県の津山市。めちゃくちゃ田舎で、そんな田舎からこんな選手出てくるんだという。すごく嬉しかった」と地元のヒーローに注目。「Jリーグで結果を出して海外に行きましたが、ドイツでもすごい活躍していますし、遠藤選手に近くてボールを奪う能力も高い。これは期待したい」と“ネクスト遠藤”として佐野を推した。
坪井氏は、当時J2だったFC町田ゼルビアで活躍していた佐野のプレーを解説者として見ていた。「守備のところは、足を絡めて取れる能力がすごい。最初のプレーが衝撃的で、遠藤航みたいだった」と、やはり遠藤に近いものを感じていたという。
さらに「寄せの距離、寄せたら絡んで奪い取る。そのプレーに衝撃を受けた。守備に注目したいし、攻撃でもどんどんチャレンジしているのでもっと良くなる」とさらなる成長に期待を寄せていた。
(ABEMAスポーツタイム)