都内のインターナショナルスクールに通う渡部杏樹くん(11歳)。国際的な数学の大会に参加した天才少年を取材した。
杏樹くんは、世界の国々が参加し数学の知識を競う「コペルニクス数学オリンピック」に参加。結果は小学5、6年生のカテゴリーで、上位10%の人しか受け取れない金メダルを獲得。さらにその中でも世界2位になった。来年は1位を狙っている。
「2位で悔しかったけど嬉しかった。取りたいのは1位。1位は印象に残るから」(杏樹くん)
算数を始めたのはインターナショナルスクールでの授業から。あまり他人を褒めない友人からの「算数ができるね」という一言がきっかけで、どんどん算数にのめり込んでいった。
しかし、杏樹くんの母親は「実はそこまでガツガツと家で算数や数学をやっているわけではない」と語る。
ただ、算数好きの片鱗は幼少の頃から見え隠れしていた。幼少期にプラレールに興味を持ったのだが、電車よりも「坂を降りるスピードを競わせること」に関心があったという。
将来の夢については「4歳から14歳に算数と数学を教えたい」という。
「算数の塾の先生が公式を作ろうとしていた。僕も先生をやりつつ公式を見つけたい。数学者だけでなく、先生だけでもなく、両方ミックスで働きたい。算数・数学の面白さをみんなに知ってほしい」(杏樹くん)
杏樹くんは、算数・数学の発展を見据えている。
「日本は算数・数学のレベルが世界的に高いので、この大会を通じて日本も世界に知られるようになる。日本だけではなく、世界に算数・数学の魅力を知ってもらいたい」(杏樹くん)
(『ABEMAヒルズ』より)
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