<大相撲十一月場所>◇四日目◇13日◇福岡・福岡国際センター
前頭七枚目・遠藤(追手風)と前頭五枚目・琴勝峰(佐渡ヶ嶽)の一番で、突如として琴勝峰が後ろに倒れ込むアクシデントが発生した。館内はざわめき、放送席でも「危ない!」「大丈夫でしょうか」と心配の声が上がった。
立ち合いやや様子をうかがって立った遠藤。突き放され土俵際まで追い込まれた遠藤だったが、琴勝峰が引くと反転攻勢。だが直後、琴勝峰は力なく崩れるように後ろに倒れ込み、客席がざわめいた。勝った遠藤も呆気に取られた様子で心配そうに琴勝峰の顔を覗き込んでいた。取組は遠藤が押し倒しで勝って3勝目。琴勝峰は3敗目を喫した。
思わぬアクシデントに、ABEMAで解説を務めた元前頭の若ノ城は「危ない!」と冷や汗。同じく実況を務めた藤井康生アナウンサーも「膝、大丈夫でしょうか。もともと痛めている左の膝ですが……」と心配の声を寄せた。しかしその後、琴勝峰は無事だったようですぐに立ち上がると自らの足で土俵を降りていった。
取組を受けて、若ノ城は「力が抜けたような相撲の取り方ですね」「ちょっと左膝の力が抜けたような感じで危ないですね」と琴勝峰について指摘。藤井アナが「遠藤も勝った瞬間に相手を気づかう姿がありました」とあらためて言及すると、若ノ城は「そんなに遠藤の圧力はなかったと思いますけど、(琴勝峰は)やっぱり下がると左膝があまり力が入りづらいんじゃないか」と解説していた。
琴勝峰が倒れるアクシデントに、視聴者も「大丈夫か?」「怖い怖い」「痛そう」「この倒れ方やばいな」「足だいじょうぶかな」とヒヤリ。無事に歩いている姿が確認できると「これで大丈夫なのが逆にすごい」「身体が柔らかくてよかった」と安堵の声も相次いで寄せられた。
(ABEMA/大相撲チャンネル)