◼️「リアルで学校に行くのがめちゃくちゃ嫌だった」
小学生でSOZOWスクールに通う哲也さんは「リアルで学校に行くのがめちゃくちゃ嫌だったので、オンラインがとても良いです。周りも優しくて楽しい」と話し、母親も「居場所を与えてもらったこと、そして生き生きと活動している姿を見て、学校に行かなくなったからこそ気付けた部分が大きい。興味を持って学習しようと思えばいつでもどこでもできるので、学校にこだわることがなくなった」と話す。
学校は「楽しくない場所」だったという哲也さんは、オンラインフリースクールで自発的に計画を立てて楽しんで学習するようになった。
文部科学省の調査では、学校側が不登校の児童生徒から受けた相談で最も多かったのが「やる気が出ない」(32.2%)だったという。
しかし、この結果に対し、SOZOWスクールの井上さんは「これはあくまで先生側から見た回答であり、学校の先生の負担が大きい中で全員の子どもをちゃんと見れているかは疑問が残る。実際に不登校の子どもたちと関わる中で、多くの場合は環境の問題であり、子どもたちの多様なニーズに学校側が応えきれていないのではないかと思っている」と話した。
◼️子どもは“高いクオリティ”を求められている?
小学生の不登校が10年で5倍になっている点について精神科医の熊代亨氏は「学校に社会適応することが昔より難しくなっている」と指摘した。
「昔の学校は多少めちゃくちゃでも良かった。友達同士でケンカしたり何か悪さをすることもあったが今はできない。実は現代は以前よりも“子どものクオリティ”は高くなくてはならず、学校が辛いと思う子どもも増えてくる」
さらに熊代氏は「小学生ならではの難しさ」を説明。
「小学生は先生などに反抗することも、自分の内側にある悩みを言葉にして大人にSOSを出すことも難しい。そうした中で、例えば朝『お腹が痛い』『頭が痛い』というメッセージを体の問題ととるのか、メンタルや学校の問題ととるのか、それ自体も難しい時期だ」
そして、こんな時代だからこそ、保護者の役割が重要だという。
「決断の1番大事な部分は親がやる必要がある。さまざまな情報を吸収し、お子さんにとって1番良い場所を選択する方向に進めていけたらいい。フリースクールや保健室登校など、親子密着になりすぎることなく第三者や専門家が入ることは風通しを良くする上で大事なことだろう」
(『ABEMAヒルズ』より)
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