【写真・画像】 1枚目
【映像】館内騒然となった驚きの決着

大相撲十一月場所>◇五日目◇14日◇福岡・福岡国際センター

【映像】館内騒然となった驚きの決着

 熱戦を繰り広げた幕下力士が、突如、大きな声をあげ、力尽きるように崩れ落ちた。予想外の衝撃的な展開に館内は騒然となったが、直後に両力士を称える大きな拍手が沸き起こった。

 幕下五十九枚目・西御許(中村)が幕下五十七枚目・大野城(高田川)を寄り切りで下した一番は白熱の大相撲となった。立ち合い正面から当たった両者。左四つの体勢になって組むと、土俵中央でこう着状態に。互いに攻めあぐね、客席からは拍手が沸き起こった。寄っていく大野城に耐える西御許、なかなか決着がつかず、両力士の「ハアハア」と荒い息づかいが館内に響いた。

 取組開始から2分近く経過後、こう着状態を打開したのは大野城だった。頭をつけて組んでいた大野城が動くと、西御許は前に出ていった。土俵際、必死に投げを打とうとした大野城だったが決まらず、力尽きるように足元からずるりと崩れて倒れ込んだ。大熱戦を制したのは西御許、決まり手は寄り切り。敗れた大野城は土俵上で仰向けになり、天井を見上げ大の字で転がった。

 館内騒然となるなか、大野城が立ち上がると、客席からは二度、三度と大きな拍手が発生した。西御許も勝ち名乗りを受けたあと、ふらふらと疲労困憊の様子で土俵を降りていた。西御許は1勝目、大野城は3敗目。

 手に汗握る一番に、ABEMAの視聴者からは「よく頑張った」「へとへと」「疲れたね」とねぎらいのコメントが寄せられたほか、倒れて天を仰いだ大野城に「力尽きて流れた」「大の字」「しんどそう」と注目する声も相次いだ。(ABEMA/大相撲チャンネル)

【映像】館内騒然の衝撃決着
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