年々増加の一途をたどる子供の不登校です。支える保護者たちにも大きな負担があるという。
 子どもの不登校に悩む親を対象とした調査では、およそ5人に1人が子どもの不登校によって退職や休職という形で仕事から離れていると回答。また、およそ3割が遅刻・早退・欠勤を経験したと答えている(NPO法人キーデザイン調査)。
「最近は小学生の不登校が増えてきて、他に預けることもできず、仕方なく仕事を辞めたり」
 こう話すのは、不登校の子を持つ親のサポートや親同士が交流できる勉強会などを運営しているNPO法人ファミリーコミュニケーション・ラボの谷田ひろみ相談役。支援を続ける中、親たちの様々な悩みを聞いてきたという。