将棋の藤井聡太竜王(名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖、22)に佐々木勇気八段(30)が挑む第37期竜王戦七番勝負は11月15日、大阪府茨木市の「おにクル」で第4局の対局を行っている。ABEMAの中継には、澤田真吾七段(32)が出演。藤井竜王が少年時代に在籍していた東海研修会を振り返り、「すでに強かった」というエピソードを披露した。
藤井竜王と佐々木八段が激突している七番勝負第4局。ABEMAの中継には、東海研修会の指導を務める澤田七段が出演した。澤田七段と言えば、「ABEMAトーナメント2023」のチーム藤井“トーカイテイオー”のメンバーとしてチーム戦を戦った姿が印象的だが、藤井竜王とは10年以上の付き合いがあるという。
藤井竜王が棋士養成の奨励会の下部組織に位置する東海研修会に入ったのは、小学2年に進級する春。澤田七段は「19歳くらいから研修会指導に行っていたので、そこで指導を担当していました」と当時を振り返った。
「手合いは4枚、2枚落ちだったと思いますが、強いんですよ」とズバリ。「最初は駒落ちで(指導側が)不利なんですけど、普通は形勢の差は詰まっていきますよね。それが全然詰まることが無いんです。駒落ちには定跡があって、そこを抜けると力の差が出てきて上手の方が追い上げていく展開になるんですけど、定跡を外れても強かったんです。そういう子は強くなりますから。定跡だけじゃない力があったということですからね」と藤井竜王が少年時代からずば抜けた力を持っていたエピソードを紹介した。
貴重な話題に、ファンも興味津々。「定跡外れてから強いのか」「レアな話」「定跡だけじゃない力」「澤田さんもちび聡太を知ってるのか」「澤田はちび聡太の先生だった」「これはいい話」「その頃から考える将棋をしてたのか」など、多数の声が寄せられていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)