<大相撲十一月場所>◇七日目◇16日◇福岡・福岡国際センター
「かっけぇぇぇ」「美しい顔の作り」「人気すごい」ーー。まだ客席もまばらな三段目力士の取組で、“イケメン力士”が登場すると、館内が大歓声に包まれた。見事4連勝を飾り、存在感たっぷりな姿で土俵を去るまでファンを魅了していた。
その力士の名は三段目五十六枚目・炎鵬(伊勢ヶ濱)。 脊髄損傷のため7場所連続休場から復帰3場所目の元幕内力士で、一時は寝たりきりになるなど、現役続行の危機も訪れていた。
そんな炎鵬は、今年の締めくくりとなる九州場所で好調を維持している。全勝で迎えた7日目、同じく全勝の三段目五十九枚目・優力勝(常盤山)と取組を行い、前に出ながら下手投げで仕留めた。見事勝ち越しを決めたその瞬間、館内は再び大きな歓声に包まれた。
この炎鵬の取組を受け、コメント欄には「つええ」「さすが元幕内」「やはり炎鵬はカッコ良い」などの声が寄せられていた。
(ABEMA/大相撲チャンネル)