アメリカのバイデン大統領は、訪問先のペルーで中国の習近平国家主席と会談しました。トランプ次期政権の発足を前に、対話を続けていく意向を確認しました。
「対話が誤算を防ぎ、両国間の競争が紛争に発展することも防ぐ。競争であって紛争ではない。それが国民に対する我々の責任です」(バイデン大統領)
バイデン大統領は、これまでの米中関係について「常に意見が一致したわけではないが、常に本気で向き合ってきた」と振り返り、対話の重要性を繰り返し強調しました。
習主席も、対話や歩み寄りの必要性に触れ、トランプ次期政権とも意思の疎通などを続けることで「両国関係の安定的な移行に努める用意がある」と明言しました。
両国の関係を安定させたい思惑は一致していますが、アメリカのトランプ次期大統領は60%の対中関税を掲げたり、国務長官に対中強硬派を指名したりするなど早くも中国に厳しい姿勢を示していて、混乱や関係悪化への懸念が高まっています。(ANNニュース)
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