展示されている気球型宇宙船の実機
【映像】展示会の様子

 国内外100以上の宇宙関連企業や団体が参加するアジア最大規模の宇宙ビジネス展示会が始まりました。

【映像】展示会の様子

「こちらは気球の下につく船室です。高い気密性を持ちながら窓が大きいのが特徴です。目の前に宇宙空間、足元に地球を見ることができるようになっています」(リポーター)

 このイベントには、約4時間のフライトで高度20キロほどまで上昇できる気球型宇宙船の実機が展示されています。一般向けの宇宙遊覧を目指していて、船室内の室温や気圧、酸素濃度は一定に保たれ、宇宙服や酸素マスクなしで過ごせるということです。

「宇宙ステーションと同じような性能が求められるので、それと同じ機能のものをつくり、そしてそれをここに詰め込んだというのが大変でした」(岩谷技研 代表取締役・岩谷圭介氏)

 2040年以降の運航開始を目指す、50人乗りの宇宙機での7泊8日の宇宙旅行の紹介にも注目が集まっています。機体を再利用することでコストダウンをはかり、エコノミークラスは300万円、ビジネスクラスは800万円を予定しています。

 この冬打ち上げ予定の月着陸船の実物大の模型など宇宙産業の最新技術やサービスのほか、こんな展示も。

「こちらの銅板見ていただくとわかると思うんですが、真ん中のほうが黒ずんでいたりとか、黄ばんでいたりするんですけど、こちら我々のエンジニアによると、実際に宇宙線、紫外線によって色が変化したというふうに言われております」(SpaceBD事業ユニット長・飯塚はるな氏)

 宇宙空間に3カ月間さらされた銅板がアート作品になり登場しました。

「こういったイベントを通じて、より皆様が宇宙ビジネスを身近に感じる、そういった機会にしていただきたいと」(三井不動産イノベーション推進本部・渡辺崇史氏)

 三井不動産が主体となって開催する「ニホンバシスペースウィーク」は22日まで行われます。(ANNニュース)

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