こういう牌を引けるからこそ、大舞台で輝ける。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」11月18日の第1試合。BEAST X・中田花奈(連盟)の豪運ツモにファンが一斉に声を上げるシーンがあった。
 南2局、前局に満貫をアガり上り調子の中田。配牌はドラ6筒が2枚、赤が1枚というまたもチャンス手だ。河の1段目で不要牌を処理し、仕掛けても満貫が見えるタンヤオ手のリャンシャンテンとなった。次に中田が引いたのは5種のピンズの受け入れのうち最も高く、形も良くなる赤5筒だ。まさに“持ってる人”だけに許された鬼引き。赤いネイルと織りなすようなその牌の美しさに、ファンは「鬼ツモ!」「ビーストモード」「一番いいやつ引いたわw」「えぐいのキタw」「いけるで中田」「かなりん落ち着いて仕上げてね!」と大興奮だ。実況の日吉辰哉(連盟)、解説の河野直也(最高位戦)も揃って「うーわー!」と絶叫した。