<大相撲十一月場所>◇九日目◇18日◇福岡・福岡国際センター
体重200キロ超のベテラン力士が、土俵際、13歳下の相手力士が土俵下に落下するのを“咄嗟”に防ぐ場面があった。その気遣いにファンも「やさしい」「イケメン」と称賛の声を寄せた。
序二段六十四枚目・謙豊(時津風)が序二段六十枚目・獅子丸(田子ノ浦)を押し出しで下した一番。謙豊は平成元年(1989年)生まれの35歳、体重228キロと現役力士の中でも屈指の重量級力士だ。一方の獅子丸は22歳、体重は130.5キロで、年齢差13歳・体重差97.5キロの対決となった。
立ち合いすぐに左上手を取ったのは謙豊。大きな体で寄っていった謙豊は、そのまま圧力をかけて押し出しで勝利した。決着がついた後、獅子丸が勢い余って土俵下に落ちそうになるも、謙豊は獅子丸の右手をしっかりと掴んで落下を防いでいた。振り返った獅子丸は右手を出してお礼の仕草をしていた。謙豊は3勝目、敗れた獅子丸は3敗目を喫した。
35歳の大ベテランが13歳下の若手力士の落下を防いだ場面に、ABEMAの視聴者からは「やさしい」「イケメン」と称賛の声が寄せられた。(ABEMA/大相撲チャンネル)