<大相撲十一月場所>◇十日目◇19日◇福岡・福岡国際センター
 身長160センチ、体重68キロの若干16歳注目力士が土俵際でミラクル大逆転劇を演じた。体重が84キロも重たい相手を見事に下しファンが「スゴすぎる」「おおおおおお」と沸騰する一幕があった。
 その力士とは琴元村改め序二段八十三枚目・康誠(秀ノ山)。かつて“天才相撲少年”として注目を集めた期待の新人であり、今場所から本名“元村康誠”の下の名前を四股名とし、“康誠叶夢(こうせい・かなと)”として臨んでいる。抜群の身体能力を持ち、一回り大きな相手に対しても粘り強い相撲を繰り広げる。