子どもたちの“レッドヒーロー”滝沢和典、赤牌独り占めのアガリ一撃で決めた快勝「かっこいいところを見せられてよかった」/麻雀・Mリーグ
【映像】まさに“レッドヒーロー”滝沢、赤牌3枚使いの跳満

 恵まれた配牌を、見事に活かした。11月19日、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」の第1試合では、KONAMI麻雀格闘倶楽部の滝沢和典(連盟)が登板し、開始わずか約5分で跳満をアガる速攻劇。そのまま逃げ切り、個人連勝を飾った。

【映像】まさに“レッドヒーロー”滝沢、赤牌3枚使いの跳満

 見せ場はいきなり訪れた。当試合は起家から渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)、KADOKAWAサクラナイツ岡田紗佳(連盟)、滝沢、セガサミーフェニックス・竹内元太(最高位戦)の並びでスタート。「久しぶりに来ました。ありがとうございます」。東1局、滝沢は赤牌が3つ全てある好配牌だった。これを無駄なく打ち進めると、一・四万待ちでリーチ。親の松本も応戦したものの、岡田からリーチ・赤3・ドラ2・裏ドラの跳満・1万2000点(供託1000点)を獲得した。

 早くも頭一つ抜け出すと、南1局では僅差で2着目の松本に南のみで対抗。「ドラを打つ時に、中をこぼしてしまいました」「ビビりすぎて…」としたが、思惑通り、親を流したことで勝利に大きく前進した。オーラスでは、直撃での逆転を狙う松本のアガリ見逃しを察知。試合後は「元太さんに鳴かれない、且つ安パイも貯めておかなきゃいけない」「早くおかぴリーチ来いって思っていた。あっちのは跳満まで打てるんで」と振り返り、「そういうことを考えつつ進めていて、あの選択になったんですけど、合っているか合っていないのか、分からないですね」と笑った。

 先日は大阪で子どもたちとの麻雀教室があったそうだ。試合前、滝沢はチームの公式Xで「1試合目の早い時間であれば、見られるという子が結構いたので、1試合目でいいところを見せたいなと思います」と発言。しっかりと有言実行し、「かっこいいところを見せられてよかったです。まぐれですけど…」と謙遜した。これで個人2連勝。チームも3位に浮上した。「2戦目は夜遅いから見ることができないって子どもが多かったんですけど。2戦目は少しだけ見て、歯を磨いてよく寝てください」。子どもたちの“レッドヒーロー”が、チームをさらなる上位へと導く。

【第1試合結果】

1着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟)3万9000点/+59.0
2着 渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)3万8300点/+18.3
3着 セガサミーフェニックス・竹内元太(最高位戦)2万5700点/▲14.3
4着 KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)-3000点/▲63.0

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

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