<大相撲十一月場所>◇十一日目◇20日◇福岡・福岡国際センター
 38歳のベテラン力士が取組開始直後、突如、崩れ落ちた。まさかの展開に相手力士も困惑した様子になり、視聴者からは「どうした?」「くきっといった」と驚きの声が寄せられた。
 予想外の出来事が起きたのは、序二段十四枚目・龍勢旺(芝田山)と序二段十二枚目・稲葉(阿武松)の一番。昭和61年(1986年)生まれ、38歳のベテラン・龍勢旺は、立ち合い力強く当たって突いて出たものの、次の瞬間、崩れるように左膝が土俵についてしまった。突然の出来事に観客はどよめき、対戦相手の稲葉も困惑気味の様子で龍勢旺を心配するように見つめていた。