今季最終戦となった世界最速ラリーカーの祭典・WRC(世界ラリー選手権)。愛知県と岐阜県の豊かな自然と街並みをゆく「ラリージャパン」の光景に海外のXでも反響の声があがっている。
 世界を転戦するWRCが、日本での戦いの舞台を本州の中部地方に選んでから3回目。今年も愛知県の豊田スタジアムをサービスパークとして、愛知県と岐阜県にまたがって合計21ものSS(スペシャル・ステージ)が設定された。ステージはそのほとんどがターマック(舗装路)になっていて舗装コンディションは悪くないが、季節が秋ということで落ち葉などの影響で滑りやすくなっている。また、普段は公道として使用されている道をコースとしているため、道幅は日本らしく狭く、コース脇に側溝があるセクションも多くなっている。日本らしくといえば、コース脇に鳥居が見えたり、伝統的家屋や日本建築を背景にラリーカーが走るシーンも美しく、趣がある。