<大相撲十一月場所>◇千秋楽◇24日◇福岡・福岡国際センター
今年1月の大相撲初場所後に新大関となった琴櫻(佐渡ヶ嶽)が初の賜杯を手にした。結びの一番で大関・豊昇龍(立浪)をはたき込みで下すと、その瞬間、館内は大歓声に包まれた。大関同士の相星決戦は2003年、名古屋場所の魁皇と千代大海以来、21年ぶりとなった。
大関陣の不甲斐ない結果が続いていた近年の大相撲で、今場所は久しぶりに大関が強い姿を示した。琴櫻は三日目に前頭筆頭・王鵬(大嶽)に敗れ黒星を喫したが、順調に白星を重ね、13勝1敗で千秋楽を迎えた。