この問題について宮崎氏は「今回、一番の問題はパワハラの有無よりもプロ野球優勝パレード不正疑惑の告発。知事はじめ、関係者は否定しているがこの問題に深い闇を感じる」と指摘する。
「パワハラ・おねだり」ばかりが報じられたが、信用金庫の補助金を増額しプロ野球優勝パレードの募金としてキックバックをしたとされる疑惑に「目を向けて欲しくない人たちがいたことが取材で明らかになった」とした。
具体的な「闇」について、「元局長が斎藤県政を告発し、斎藤氏らはこれを調査するように依頼した。県庁側が調査をして『元局長なのではないか』というところに行き着いた。そこで公用PCを押収したところ、クーデター計画やプライベート資料などあらゆる情報が出てきた。それを受けて、停職3ヶ月の懲戒処分が決まり、元局長も受け入れた。百条委員会が設置され、元局長はそこで証言する気満々だったそうだが、その最中で亡くなってしまった」としつつ「県議会の中にパレード募金キックバック問題に触れて欲しくなかった人がいる。この問題が刑事事件になったら困ると。県議会側が元局長に『百条委員会で証言するな』と言っていたのではないかなど、いろんな疑惑がある」と解説した。
この問題の黒幕については「斎藤氏は絡んでいないかもしれない。あくまでも“お神輿”と言ったら失礼だが。最終責任者であるため責任はあるが、知らない間に県庁や県議会が勝手に動いていた可能性がある」と推察した。
その上で「県議会は知事を監視する立場にある。ただ、県議会と県庁ががっちり繋がって県政を運営している場合があり、仲良くやっていたが、大きく亀裂が入っていった」としつつ「追い詰めたのはまだ誰かわからない。斎藤氏は否定し、県庁も否定している。県議会がまだ何も言っていない。百条委員会で事実が詳らかにされるのではないかと期待しているが、されなかった場合は、もう永遠に…」と懸念を示した。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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