【ラグビー】イングランド代表59-14日本代表(11月24日・日本時間25日/トゥイッケナム)
 これぞジャパンラグビーの真骨頂だ。前半34分、0-28と大きくリードされた日本代表が、ようやく一矢報いたプレーは、自陣から華麗につないだ5本のパスがつながれたもの。8万人を超えるイングランドファンで埋め尽くされたスタジアムも、日本代表の見事なプレーにどよめくことになった。
 試合開始から立て続けに4つのトライを奪われ劣勢に立たされた日本代表だったが、点差が開いたこともあってか、自陣からアグレッシブにボールを回していく戦術が功を奏した。自陣10メートル付近のラックから細かく4つのパスを繋いでイングランド代表のディフェンスラインを撹乱。外に大きなスペースが生まれたところで、チーム屈指の突破力を誇るCTBディラン・ライリーにボールが渡った。