亡くなった人の大切な財産を受け継ぐ相続だが、様々な要因からトラブルになることもある。
 今年9月に発表された「相続時に揉めやすいこと」に関する調査結果では、1位「分配に関するトラブル」、2位「名義の変更や解約などができない」、3位「遺言書がない事に関するトラブル」が挙がっている(株式会社NEXERと株式会社ニーズ・プラスによる調査)。
 街の人からは「祖父が30年前に亡くなったのだが、土地の名義が変更できなければ行政に没収されてしまう。祖母も亡くなっており、関係者の戸籍を取っている」(50代男性)、「自分はFPの資格を持っており大丈夫かと思ったが、分からないことだらけだった。まず不動産の登記書や当時の契約書などを探すのが大変で、遺言書もなかったため法定相続分できっち分けることになったが不動産には多額の税金がかかる」(50代男性)など戸惑いの声が上がった。