■“クラファン騒動”、それから2年間の過ごし方
こうへいさんはクラファンを選んだ理由について、「すい臓がんのステージ4は治療が絶望的。結果的には標準治療だったが、当時は自由診療も考えていた。目の前が真っ暗になり、数百万円以上する治療にもすがりたかったが、経済状況として難しく、『助けてくれる人がいれば』と始めた」と説明する。
2人には否定的な意見が寄せられた。「病気を売りにしてお金稼ぎをしてる」「病気だったら何を言っても許される訳じゃない」「本気で心配して寄付した人の気持ちを考えろ」「人のお金だけを当てにして普段は遊んで、本当に苦しんでいる人に失礼」「医療費をクラファンする意味がわからない」「他人のお金をあてにせずに働いて医療費を捻出しろ」といった反応だ。
こうへいさん自身は「クラファンをやりたかった」そうだが、みずきさんを尊重し中止を決めた。「バズったことで、攻撃的な声がたくさん届いた。みずきが『クラファンで使途の内訳を出すと、生活を監視されているようになるのでは』と、それでは幸せにならないと思った」。
その後、抗がん剤の治療を開始。「はじめは体調が悪かったが、抗がん剤が効いて手術ができるとなってからは、先が見えてきた。手術、その後にまた抗がん剤という闘病中心の生活になったが、合間にヨーロッパ旅行に行かせてもらうなど楽しく過ごすこともできた」と振り返る。
公表当初はYouTubeでの収入が大きかったものの、「みずきが良くなるにつれて収入は下がり、だいぶ厳しい時期が来た」という。現在は、「TikTokライブも始めて、YouTubeと合わせて収入を得ている」と明かした。
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