■なぜ炎上?田端信太郎「唯一の正当な批判は“初動”だと思う」
アクティビスト個人投資家の田端信太郎氏は「一般論として、標準治療に高額を上乗せしても、さほど延命や治癒の可能性が高まるわけではないという認識だ」とした上で、「日本では標準治療でそこそこ十分に受けられるが、なぜプラスアルファを集めようとしているのかと思わせてしまった。唯一の正当な批判としては、その“初動”だと思う」と、炎上への見方を示す。
こうへいさんは、「恥ずかしい話、知識がなかったのはそのとおり。ただ、ネットで調べると、自由診療に誘導するサイトが多かった。YouTubeで公表したことで、あちこちから『話を聞かないか』という連絡も来た」と、自由診療に期待した経緯を説明。
がんを証明しようとしたこともある。「医師の名前と印鑑を伏せた診断書を出したら、『偽物だ』と笑われた。次の手段として、主治医の正式な書類のもと、現役がん医のYouTuberに“公開セカンドオピニオン”をしてもらい、ウソをついてないと訴えた」。
寄せられる声は応援が多いが、目立つのは一部の過激な人だ。「僕らが本を出した時は、出版社に『あんな悪いヤツらの本を出すな』と電話があった。YouTubeのコラボ相手にも攻撃してくる」と明かす。
2人の炎上について、ネットメディアと経済が専門の国際大学GLOCOM山口真一准教授は、「極端で強い否定的な思いを持っている人ほど何度も投稿する。その結果、誹謗中傷コメントが増える」「断片的情報が拡散されやすいため、誤情報をもととした中傷が広まる。誤情報は事実の6倍のスピードで拡散するという研究もある」としている。
■がん再発を公表 みずきさんの今後の目標は
