■韓国芸能事務所に所属するメリットとデメリット
大手事務所は育成システムにコストをかけている。韓国メディアによると、10代の練習生から衣食住の保障があり、レッスン代・美容代なども事務所が負担している。そして厳しい競争を経て、優秀な子を組み合わせデビューさせる。契約はデビューから7年間で、この間に投資を回収するとみられるが、コストは1人あたり年間1億ウォン(1000万円)以上とも言われる。
事務所に所属するメリットはあるのか。吉崎氏は「音源の流通や、テレビ局との交渉といったサポートが受けられるため、入った方がいい。デビューまでにプロモーションや寮生活などで、約2000~3000万円かかる。取り返せるかわからない中で投資されている」。
コラムニストの小原ブラス氏は、デメリットとして「事務所に従わざるを得ない、契約にがんじがらめにされること」を挙げて、「日本では弁護士を付けたり、ファンからのプレゼントを管理したりする。最近では事務所側がイベントを主催して、企業に営業をかけ、タレントをアサインする手法もある。事務所に入らなくても活動できるが、入るメリットは十分にある」と指摘した。
吉崎氏は「韓国の芸能界も、HYBE側も『前例を作っちゃいけない』と考えている。上場企業であるHYBEには株主からの目もあり、そのプレッシャーがかかっている」とした。
(『ABEMA Prime』より)
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