一方、貫録を示す結果となった羽生九段は「こういう場所で対局できるのは滅多にないこと。こういった機会をすごく嬉しく思いますし、自分にとっても良い記念になった。時間の短い将棋にしては、うまく指せたと思う。100周年の記念ということで、藤井さんからお祝いを頂いたような気がします(笑)」と満面の笑顔を見せる場面もあった。
大盤解説を担当した谷川浩司十七世名人(62)は、詰めかけたファンに向けて「会長思いの藤井竜王・名人ですね!」と笑いを誘う場面も。それを受け、藤井竜王・名人は「羽生九段の強さを身に染みて感じたが、とても勉強になった」と充実の表情を見せていた。
記念対局とあり、朗らかな雰囲気の中で行われた感想戦にファンもほっこり。「羽生さんも聡太も素敵だね!」「羽生さんと聡太のコンビは良いな」「藤井さん、素晴らしいよ」「コメントうまいねw」「達人ギャグ」「優しい世界」「会長思いてww」と多くのコメントが寄せられていた。
記念の一局を白星で飾った羽生九段は、「将棋の世界は長い歴史のある世界ですが、技術的なことはAIを含め早く進んでいる。取り入れるべき技術は取り入れて、継承するべきことは残していって、次の世代に良い形で継承していきたい」と次の“100年”を見据えていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)