赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)が7筒を掴み、山には残り1枚。その後にKADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎(連盟)が追っかけリーチ。待ちはカン七万でこちらは2枚。萩原がファンに届けるように、7筒を大きく手元へ引き寄せてみせたのは自身最後のツモ番だった。リーチ・ツモ、そして789の三色同順が完成だ。
低いイケメンボイスで「4000オール」と告げると、ファンからは「かっこいい!」「お見事です♪」「今年のハギーまじでつええ!」「ハギーの三色を見たかったんだよ!」「代名詞久しぶりに見た」「すべてが正解だったハギー」「ミスター三色!」と喜びや感動のコメントが殺到した。
試合は惜しくも2着で終わったが、萩原の存在感は群を抜いていた。自身開幕戦をラスで迎えたにも関わらず、個人21位まで持ち直していた萩原を土田は試合前に「7年目にして“勝ち方に気付いた”のでは?萩原聖人の麻雀ではない麻雀を会得した」と評していた。この試合ではその“勝ち方”を活かしつつ、萩原の麻雀人生が詰まったロマン溢れるアガリが生まれた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)