【ブンデスリーガ】ヴォルフスブルク 4-3 マインツ(日本時間12月8日/フォルクスワーゲン・アレーナ)
マインツのMF佐野海舟が攻守においてその才能をいかんなく発揮した。ボールを奪って自らドリブルで仕掛けて決定機を演出するという“バケモノ”ぶりにファンも騒然となっている。
佐野がブンデスリーガ第13節、マインツ対ヴォルフスブルクの17分に圧巻のプレーを見せた。フリーランニングでボックス右に走り込みパスを引き出そうとした佐野だったが、MFアンソニー・カシのスルーパスがカットされてしまう。すると佐野はすぐに切り替えてプレスを敢行。MFパトリック・ヴィマーからボールを奪い取ると、サイドラインギリギリのところから鋭い反転でヴィマーを交わしてサポートに入っていたMFパウル・ネーベルに預けた。ネーベルのクロスに合わせたFWヨナタン・ブルカートのシュートはミートせずに大きく枠を外れてしまったが、佐野のボール奪取と推進力が生かされたシーンだった。
ボールを奪うだけでなく、自ら仕掛けていく佐野の姿勢に対しては解説の太田宏介氏が「自分で(ボールを)回収してから、その後のゴールに向かって潜り込んでいくドリブルは上手いですね」と拍手を送った。
守備的ボランチながら個の力での決定機演出には視聴者も「佐野バケモンやん」「佐野すげーな」「ポテンシャルがえぐい」「即ビッグクラブだよこれ」と、騒然の様子だった。
(ABEMA/ブンデスリーガ)