アメリカのFBI(=連邦捜査局)のクリストファー・レイ長官が、トランプ政権の発足を前に辞任すると明らかにしました。
レイ長官は11日、職員に向けた演説で、バイデン政権の任期である2025年1月まで職務を務め、その後、辞任すると述べました。レイ氏は2017年にトランプ政権でFBIの長官に任命されましたが、トランプ氏による機密文書の持ち出しをめぐる問題でFBIが捜査に協力したことで、トランプ氏との関係が険悪になったものとみられます。
FBI長官の任期は10年で、レイ氏の任期は3年ほど残っていますが、トランプ氏は11月30日、自身の熱烈な支持者であるカシュ・パテル氏を次の長官に指名すると発表していました。トランプ氏がパテル氏をFBI長官にするため、レイ氏を解任するものとみられてきましたが、レイ氏がバイデン政権のうちに辞任を選んだ格好です。
トランプ氏は11日、自身のSNSで、レイ氏の指揮下でFBIが不当な捜査を続けてきたと厳しく批判し、レイ氏の辞任は「アメリカにとって素晴らしいことだ」と投稿しました。(ANNニュース)
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