■“いじめ”の受け手にできる対策は

精神科医の樺沢紫苑氏
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 いじめに遭遇した場合、受け手がとれる対策はあるのか。樺沢氏は「嫌がらせなどでストレスがきた時に、“のれん”のような気持ちでいること。顔は笑顔でいながら、“つまらない人がつまらないことを言っている”と受け流すイメージだ。肉体的に虐待などを受けている場合は難しいが、言葉によるものであればスルーする。『レジリエンス』という、心のしなやかさや心の回復力を意味する言葉があるが、このスルースキルを養っていく必要がある」と推奨する。

 また、その養い方についても説明。「イメージトレーニングと、その日あった良かったことや楽しかったこと、感謝することを3つぐらい書く。嫌なことを思い出して寝ると余計に記憶が強化されるので、せめて寝る直前は楽しいことを考えて、脳へのダメージやストレスを軽減させる。他人を変えるのは非常に難しいので、精神医学では自分を変えたり、ストレスを受け流すことを重点的にやる。そうすれば相手関係なく、ゼロにはできないものの緩和することはできると思う」とした。(『ABEMA Prime』より)

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