ボール奪取からゴールネットが揺れるまでの時間は約10秒。高速カウンターを完結させてハットトリックを達成したジェズスは、右手の指で「3」のジェスチャーをした後、弾けるような笑顔を見せながらFWレアンドロ・トロサールと抱擁を交わす。そこにアーセナルの選手たちが続々と集まり、歓喜の輪が生まれた。
解説・川勝良一氏は「簡単に決めているように見えてしまうところがすごい」と称賛し、「GKはニアを誘っていたと思うけども、そこには乗らないですよね。最後のところで微妙に捻っているし」とシュートテクニックの高さを解説した。実況・西岡氏も「しっかりと(オンサイド)ラインに残っていましたし、パスを出したのは後半から入ったウーデゴール」と伝えている。
このゴールにはファンもSNS上で大熱狂。「俺らにはストライカー補強なんて要らんねん」「ジェズス完全復活」「ハットトリックすご」「ウーデゴールがパス出す時に、ジェズスが敵陣に入ってないのでオフサイドはないと思います!」と賛辞を送った。
アーセナルは開始4分に先制を許していたが、ジェズスがハットトリックの活躍でチームを逆転勝利に導き、カラバオカップで見事ベスト4進出を決めた。
(ABEMA de DAZN/カラバオカップ)